損切り幅から計算するポジションサイズ計算機
ポジションサイズは、毎回の取引で口座残高の一定%だけをリスクにさらすように決めます。計算式は「残高×リスク%÷(損切り幅pips×1ロットのpip価値)」で、残高$10,000・リスク1%・損切り50pips・pip価値$10なら0.2ロットです。残高が増減するたびに計算し直すことで、負けが続いても1回あたりの損失が自動的に小さくなります。
リスク%で決める方法とは
ポジションサイズの決め方として、ここでは定率リスク(固定%)法を使います。手順は次の3つです。
- 1回の取引で失ってよい割合を決める(例:残高の1%)
- チャートの根拠で損切り位置を決め、エントリーからの距離をpipsで数える
- 「許容損失額 ÷ 損切りにかかったときの1ロットの損失」でロット数を出す
ポイントは、損切り幅が先、ロット数が後という順番です。損切り幅が広い取引ではロット数が小さく、狭い取引では大きくなり、どの取引でも負けたときの損失は残高の同じ%にそろいます。
使い方
- 口座残高(USD):計算する時点の残高です。毎回、最新の残高を入れ直します。
- 許容損失(%):あなたが決めたリスク%です。結果の下に金額が表示されます。
- 損切り幅(pips):エントリーから損切りまでの距離です。
- 1ロットあたりのpip価値(USD):ユーロドル・ポンドドルは$10、ドル円は1,000円÷レート(150円なら約$6.67)、ゴールドはこのサイトの計算方法(1pip=0.1ドル、1ロット=100オンス)で$10です。
計算式
ロット数 = 残高 × リスク% ÷ 100 ÷(損切り幅pips × 1ロットのpip価値)
計算例
例1:残高$10,000、リスク1%、ユーロドルで損切り50pips(pip価値$10)
- 10,000 × 1% = $100
- 100 ÷(50 × 10)= 0.2ロット
例2:残高$3,000、リスク2%、ゴールドで損切り150pips(=15ドル、pip価値$10)
- 3,000 × 2% = $60
- 60 ÷(150 × 10)= 0.04ロット
ゴールドは値幅が大きく損切り幅も広くなりやすいため、同じ2%でもロット数はかなり小さくなります。
残高が変わったら計算し直す
例1のあと負けが続いて残高が$9,000に減った場合、同じ1%・50pipsで計算すると 90 ÷ 500 = 0.18ロット になります。負けるほどサイズが小さくなり、勝って残高が増えればサイズも大きくなります。固定ロットで取引し続けるより、連敗したときの残高の減り方がゆるやかになるのがこの方法の利点です。
注意点
- 計算は損切り注文が指定価格で約定する前提です。指標発表時や週明けは滑ることがあります。発表時刻は経済指標カレンダーで確認できます。
- 出したロット数の必要証拠金は証拠金計算ツールで確認してください。
- ハイレバレッジ口座ほど、資金管理の考え方が重要になります。詳しくはハイレバトレードの資金管理、少額口座での考え方は1万円から始める海外FXをご覧ください。
- 許容損失額から1回分のロット数を出したいだけなら、ロット計算ツールの説明がわかりやすいです。
よくある質問
リスクは残高の何%にすればいいですか?
決まった正解はなく、自分で決めるルールです。大切なのは、連敗しても取引を続けられる%にし、毎回同じ%を守ることです。このページの例では1〜2%を使っています。
ロット計算ツールと何が違いますか?
計算式は同じです。ロット計算ツールは1回の取引で許容損失額からロット数を出す使い方、このページは残高に対する%を固定して、残高の変化に合わせてサイズを調整し続ける資金管理の方法を説明しています。
複数のポジションを同時に持つときは?
各ポジションのリスクを足した合計が、決めた%を超えないようにします。同じ方向の相関の高い通貨ペア(例:ユーロドルとポンドドルの買い)は、実質的に1つの大きなポジションとして考えます。
ゼロカットがあればリスク%は気にしなくていいですか?
ゼロカットは残高を超える損失を業者が負担する仕組みで、口座残高そのものは失います。残高を守るのはポジションサイズの管理です。