EBCの日本語サイトはセントビンセント・グレナディーンで登録されたEBC Financial Group (SVG) LLCと、コモロ(アンジュアン)のライセンスを持つEBC Financial Group (Comoros) Limitedが運営しています。公式サイトが強調する英国FCA(927552)や豪ASIC(500991)などの認可は別の法人のもので、日本の顧客の口座には及びません。SVG法人はThe Financial Commissionの会員(1件最大2万ユーロ)で、マイナス残高のリセットは申請制・$999.99までです。金融庁の警告リストには掲載されていません(2026年10月23日更新版)。
運営会社とライセンス
EBCの日本語サイトのフッターと、グループのセキュリティのページに掲載されている法人です。
| 法人 | 規制・登録 | 番号 | 日本の顧客との関係 |
|---|---|---|---|
| EBC Financial Group (SVG) LLC | セントビンセント・グレナディーン(会社登録) | 353 LLC 2020 | 日本語サイトの運営法人 |
| EBC Financial Group (Comoros) Limited | アンジュアン・オフショア金融局(AOFA) | L 15637/EFGC | 日本語サイトの運営法人 |
| EBC Financial Group (UK) Ltd | 英国FCA | 927552 | 関連法人。プロの顧客専用 |
| EBC Financial Group (Cayman) Ltd | ケイマン諸島CIMA | 2038223 | 関連法人 |
| EBC Financial Group (Australia) Pty Ltd | 豪ASIC | 500991 | 日本語サイトの商品は提供しないと明記 |
| EBC Financial (MU) Ltd | モーリシャスFSC | GB24203273 | 独立したサイトで運営 |
EBCは「実際の権利と義務は、選んだ法人と法域によって決まる」と注意書きをしています。公式サイトで目立つFCAやASICの認可は、それぞれの法人の顧客を守るもので、日本語サイトで口座を開く場合の契約先とは別の会社です。どの法人と契約したかは、口座開設時の顧客契約書で必ず確認してください。
セントビンセントの登録が守るもの・守らないもの
EBCはSVG法人について「認可」という言葉を使っていますが、示されているのは会社登録番号で、FX業のライセンス番号ではありません。取引業務を監督する当局の名前も示されていません。日本語サイトの顧客にとっては、次のように考えるのが安全です。
- 英国の補償制度(FSCS)は使えない:英国法人はプロの顧客専用で、日本の顧客の口座は対象外です
- 法律に基づく補償制度やレバレッジ規制はない:当局が定める補償や上限はありません
- The Financial Commission:SVG法人は民間の紛争解決機関の会員で、補償基金は1件あたり最大2万ユーロです。当局ではなく、条件付きの民間制度です
ライセンスの強さの違いは金融ライセンスの見方と国内FXと海外FXの違いで解説しています。
資金の管理
日本語サイトの入出金ページには、バークレイズの法人口座や英国のCASSルールによる分別管理の説明がありますが、これは英国法人とケイマン法人についての説明です。SVG法人の顧客資金をどこの銀行で管理しているかは、確認した公開ページには書かれていませんでした。
グループは、英国とケイマンの法人で役員賠償責任保険とサイバー保険(各200万ポンド)、オーストラリア法人で専門職賠償責任保険(200万豪ドル)に加入しているとしています。これらは会社に対する請求を補う保険で、顧客の預け金を保証するものではありません。資金保全の一般的な仕組みは資金保全の仕組みをご覧ください。
マイナス残高のリセット(申請制)
日本語サイトの公開ページにはゼロカットの記載がありませんでした。グループの英語版ヘルプセンターでは、次の仕組みが説明されています。
- 残高が**−$0.01〜−$999.99**になると、ユーザーセンターにリセットのボタンが表示される
- 利用者が自分で申請する必要があり、1口座につき1時間に1回まで
- −$1,000を超えるマイナスは対象外で、無制限の保護ではない
多くの海外FX業者のゼロカットは自動で適用されますが、EBCの仕組みは申請制で上限もあります。追証のリスクを抑えるには、ロスカット水準(30%)に達する前に損失を管理することが大切です(ゼロカットの解説)。
金融庁との関係
2026年10月23日更新の金融庁の無登録業者一覧には、EBCの名称は見つかりませんでした。ただし、日本の金融商品取引業の登録業者ではないため、国内の投資者保護制度は使えません(海外FXは違法か)。
安全に使うための4つのポイント
- 顧客契約書で契約先の法人名を確認する
- マイナス残高の保護は$999.99までで申請制なので、大きなポジションを避ける
- 最初に少額を入金し、入金と同じ方法で一度出金してみる(EBCの出金方法)
- EBCの公式チャネル確認ページで、連絡してきた担当者やサイトが本物か確かめる(詐欺業者の見分け方)
| 業者 | ライセンス | 公式サイトを見る | ||
|---|---|---|---|---|
| 3.4/5 | セントビンセントFSA登録法人・コモロ | ○ | 公式サイト | |
| 3.5/5 | AxiTrader LLC | × | 公式サイト | |
| 3.5/5 | Axiory Global Ltd | ○ | 公式サイト | |
| 4.3/5 | モーリシャスFSC | ○ | 公式サイト |
安全性で業者を比べるなら安全性で選ぶ海外FX、EBCの全体像はEBCの評判をご覧ください。
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よくある質問
EBCは安全な業者ですか?
グループには英国FCAや豪ASICの認可法人がありますが、日本語サイトの運営法人はセントビンセントとコモロの法人です。大手当局の保護は日本の顧客には及ばないと考え、少額から始めて早めに出金を試すのが現実的です。
EBCの英国FCAの規制は日本の顧客にも適用されますか?
適用されません。日本語サイトのフッターでは、英国のEBC Financial Group (UK) Ltdは関連法人として別に記載されています。グループの説明では英国法人はプロの顧客専用です。
EBCは金融庁から警告を受けていますか?
2026年10月23日更新の金融庁の無登録業者一覧(海外所在業者)には、EBCの名称は見つかりませんでした。ただし日本の金融商品取引業の登録業者ではありません。
EBCにゼロカットはありますか?
日本語サイトの公開ページには記載がありません。グループの英語版ヘルプセンターでは、残高が−$0.01〜−$999.99のときにユーザーセンターのボタンから申請してゼロに戻せると説明されており、−$1,000を超える分は対象外です。